1950-01-26 第7回国会 衆議院 本会議 第13号
私は、二十五年度の産業貸金に大きな穴があいて来はしないかということを非常に心配いたしているのであります。
私は、二十五年度の産業貸金に大きな穴があいて来はしないかということを非常に心配いたしているのであります。
できるだけ産業貸金にたくさん行くようにしたいと考えておるのであります。どうも皆さんの御質問には、見返り資金を直接投資、直接投資と言つておられますが、私は、社会主義的の計画経済なら別でありますが、この見返り賞金は、やはりイギリスでやつておりますように債務償還に充てるのが適当で、いわゆる民間の増資に向けて行くのがほんとうだと思います。
中銀行の手元資金を増加させまして、それが産業貸金として活用されるような措置をとるべきだと思うのであります。見返り勘定の資金は國家の資金でありまして、しかも年々減少して行く性質のものであります。公債、復金債の償還によつて、民間資本にそれを切りかえまして、産業資金化することが最も望ましいと思うのであります。